デザートワインって、アイスワインですか?とか、貴腐ワインですか?とよく聞かれます。
これはどちらも正解です。
デザートワインとは貴腐ワインでありアイスワインです。
造りかたこそ違えどどちらも極甘口のワインで、それらを総称してデザートワインと呼びます。
貴腐ワインは貴腐菌がもたらす効果を活かして造られ、アイスワインは凍ったブドウから造られます。
今回はそのうちのアイスワインについて簡単にご紹介します!
貴腐ワインについてもっと知りたい方はこちらからどうぞ
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アイスワインとは冷たく凍ったワインだと思われている方に出会いますが、これは間違いで、凍ったブドウで造られるワインだからアイスワインです。
成熟したブドウの収穫を冬まで伸ばし、樹上に実らせたままブドウを冬の間に凍らせます。
そして凍ったブドウを収穫し、そのままワイナリーに運ぶのです。
凍ったブドウから最初に溶け出すのは、果汁の一番糖度が高い部分です。
そのいっちばん甘い果汁のみを使用して造られるのがアイスワインです。
学生時代、凍らせたスポーツドリンクを飲んだら、ものすごく甘かった経験はありませんか?
それと同じようなことをブドウで行います。
アイスワインように絞るブドウ果汁は、なんと一房からティースプーン1杯分のみと言われています。
また、収穫はマイナス7℃以下(ドイツの場合)で行わなければならないなどと厳しい規定も設けられています。
ブドウを冬まで収穫しないということは、それだけブドウの管理が難しくなります。
手間も時間もかかり、収穫はハードで、絞ることができる果汁が少ないということは造ることのできるワインの本数もぐっと下がります。
さらに地球温暖化の影響で、ブドウが凍るまで温度が下がらなくなってきています。
アイスワインはとても貴重なワインなのです。
アイスワインの特徴はなんといってもその甘さ。そして同じデザートワインである貴腐ワインよりも、フルーティーで透明感のある味わいであることが多いです。
チョコレートなどよりもフルーツタルトなどと合わせて飲むのがオススメです。
また、チーズケーキとの相性も抜群です。
小ぶりのグラスに通常のワインの1/3ほどの量を注ぎ楽しんでみてくださいね!
アイスワインで名前があがるのはカナダとドイツです。
今回はその中のドイツのアイスワインに焦点を当ててランキング形式でオススメワインをご紹介いたします。
*ドイツでは Eiswein の表記でアイスヴァインと呼ばれるアイスワインですが、この記事ではアイスワインに統一して表記させていただきます。
オープン当初から不動のNo1アイスワインです。
トロピカルフルーツのようなしっかりとした甘さを持ちます。凝縮したマスカットやドライアプリコットのニュアンスも。
一度飲んだらハマる人続出、至高の1本。
ドイツのピノ・ノワールの生産者といえばで必ず名前の上がる生産者ベッカー。
黒ブドウから造られるほんのりピンクの液体はきれいで透明感があります。
少しのバラの香りにオレンジのニュアンス、ホワイトチョコレートのような優しい甘さが特徴です。
この生産者はその年にきれいに凍ったブドウを買って醸造します。
そのため一期一会な出会いのアイスワイン。
金平糖のようなどこかノスタルジックな甘さのワインです。
ドイツ最大のワイン産地ラインヘッセンで造られるアイスワイン。
凝縮したマンゴーやパイナップルを感じる、濃厚な甘さを持つ1本です。
ショイレーベという聞きなれないブドウ品種から造られる1本。
お花の蜜を感じるアイスワインでとろみが強いのが特徴です。
いかがでしたでしょうか?
抜栓してから2週間以上も美味しいアイスワインは、家に1本あるとちょっと心が踊ります。
ホット一息つきたいとき、寝る前のリラックスタイムにピッタリなので、ぜひ試してみてくださいね!
下北沢ワインショップでは今回ご紹介した以外にも美味しいアイスワインが揃っています。
購入前に試飲をしていただくこともできますので、お気軽にお声掛けください。
Tsubura Shingu 新宮瞳
Shimokitazawa Wine Shop 下北沢ワインショップ
下北沢/東京都世田谷区北沢2-10-20 ミカン下北 D-201
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